塗装の必要性
外壁塗装がしなければならない工事だと書きましたが、塗装しなければどうなるのでしょう?
実際一度も塗装せずに、もう20年経った・・・という家にお邪魔した事は何度もあります。そういう家が住めないかと言えば、住めていますし、住人の方は何の疑問も感じていないかもしれません。
しかし、快適か?と問われると必ずしもそうではないです。
例えば玄関入るとかび臭かったり、話を聞くと3年前に床の張替で大金を払っていたりします。これはすべてが塗装していないからではありませんが、一因であることは間違いありません。
一般の方の大部分が塗装は見た目を良くする工事だと勘違いしているため、「見た目は気にしない」「住めればいい」と言いますが、塗装は壁を水(湿気)から守るための工事なので、塗装をせずに放っておくと壁に水が染み込みます。
するとこんな風に変化が起こります。
()内は新築からの一般的な年数。立地や壁の素材で多少前後します。
壁の防水が切れ始める(3年)
↓
壁に苔が生える、カビが生える、脆くなる(5年)
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壁の裏の木が湿気に触れて腐る、釘や留め具が錆びて脆くなる(7年)
↓
壁の中には湿気が溜まっているので、
家の中(押入れ、タンスの裏等)にも湿気がこもる(9年)
↓
家の中にカビが生える、畳がいたむ、家に歪みが出る
隙間から入った虫を家の中で見るようになる(10年)
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小さいお子さんやご年配の方にアレルギー、アトピー等の症状がでる
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なんとなく住みにくいけど我慢、我慢(12年)
↓
我慢の限界!
思い切って床や壁の張替等、大規模リフォームに大出費(20年)
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やっぱりなんか湿っぽい。家も古いし寿命かな?
リフォームしたばっかりなのに・・我慢、・・・我慢、・・・・我慢(25年)
仕事でいろんな家を見てきましたが、塗装せずに放っておけばこうなることがわかっているので、塗装の必要性をわかってもらう為、真剣にお客さんに向き合えるのです。
塗装の訪問販売会社に入社したての社員は、塗装を勧める時騙してるんじゃないかってことを気にして辛くなってしまう場合があります。
しかし、塗装しなければ、上記のような状況で目の前のお客さんが後悔することになるかもしれないし、品質の低い塗装を高いお金を出してやるかもしれない。
せっかく自分の時間を割いて話を聞いてくれたお客さんに最終的に喜んでもらう為にも、しっかりと必要性を伝えましょう。
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